上司から頂いた結婚祝い。
しっかりお返しをしなければ…!と思いますよね。
上司への内祝いは、友達へのお返しよりも、よりマナーに気を遣いますよね。
ちょっと大変ですが、失礼のないように、お返しができるといいですね。
今回は、上司への結婚祝いのお返しに添えるお礼状について
・お礼状の書き方
・上司へのお礼状の例文
・封筒へのしまい方
を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
結婚祝いのお返し 上司へお礼状を書く場合
結婚祝いのお返しを上司にする場合、
お礼状をお礼の品物に添える場合と添えない場合があります。
お礼状を添える必要があるのは、直接渡せず郵送などでご自宅にお送りするときのみです。
直接渡せる場合は、渡すときにお礼を伝えながらお渡しできますので不要ですよ。
直接渡せず、郵送などでご自宅に送るときだけ、
ちょっと大変ですが、お礼状を添えて送るようにしましょう。
結婚祝いのお返し お礼状の書き方は?
友達へお返しをするときは形式ばった堅苦しいものよりも、
フレンドリーなメッセージが良いかもしれませんが、
上司へ内祝いを返すときは、多少「堅苦しいかな?」
と思っても、しっかりとしたお礼状を書かれることをおすすめします。
受け取る上司も、ちゃんとしたお礼状を受け取れば、
「ちゃんとしているな^^」
と思ってくれることと思います。
でも、お礼状なんて書くのは初めてですよね。
簡単にお礼状を書くときの注意点を紹介します。
・基本的には縦書き
・黒いペン(ボールペン可)で手書きで書く
・結婚の内祝いなので句読点(。)を入れない
・「色々」「重ね重ね」など重なる言葉や忌み言葉に気をつける
では次にお礼状の構成を説明します。
結婚祝い お返しのお礼状の構成
①頭語(拝啓や、謹啓など)上司など目上の人には「謹啓」
②季節の挨拶
(残暑の候、初春の候、早秋の折、初雪のみぎり、など
季節に合わせた定型挨拶)
③相手を気遣う言葉
④お祝いへのお礼の文章
⑤内祝いの品を贈りましたよ~と伝える文章
⑥近況や抱負と今後のお付き合いのお願い
(「二人で温かい家庭を築いていきます~」など)
⑧結びの挨拶
⑨結語
(敬具、敬白など)
⑩名前(夫婦連名、旧姓も添える)住所、連絡先
この構成に従って書いていけば、
お礼状が出来上がりますよ。
結婚祝いのお返しの礼状の例文はこちら
では、さっそく例文を紹介していきます。
書くときの参考にしてみてくださいね。
謹啓
初春の候 〇〇様におかれましてはご清祥のこととお喜び申し上げます
この度は私どもの結婚に際し ご丁寧に過分なお祝いを賜り誠にありがとうございました
お礼のしるしに心ばかりの品をお送りさせていただきます
ご笑納いただければ幸いです
何分にも未熟なふたりではございますが
笑顔の絶えない家庭を築いていく所存です
どうか今後とも温かくご指導 ご鞭撻くださいますよう お願い申し上げます
末筆ながら 〇〇様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます
敬白
その他、お祝いのお礼の文章の部分には、
貰った品に応じて、
「素敵なコーヒーカップをありがとうございます
早速喜んで 毎朝使わせていただいております」
などを入れても良いと思います。
季節の挨拶は送る季節に合わせて、使い分けてみてくださいね。
1月・・・初春 新春 厳冬 など
2月・・・立春 節分 雪解 など
3月・・・若草 早春 春風 など
4月・・・春日 春風 春眠 など
5月・・・晩春 初夏 向暑 など
6月・・・梅雨 長雨 立夏 など
7月・・・盛夏 猛暑 大厚 など
8月・・・残暑 納涼 立秋 など
9月・・・早秋 涼風 秋分 など
10月・・・秋月 紅葉 秋晴 など
11月・・・晩秋 向寒 初霜 など
12月・・・師走 霜寒 初雪 など
(それぞれに「~の候」、「~のみぎり」、「~の折」 などとつなげる)
結婚祝いのお返しのお礼状の封筒に入れる時のポイント
さて、お礼状を書くことができたら、
後は、お礼の品に同梱するだけ!
でも品物に添えるとき、封筒はどのようにしたらよいのでしょうか?
・封筒に三つ折りにして入れる
・封はしない
・封筒には特になにも書かない
お礼状を、お礼の品に添えて送る場合は、
封筒の封をする必要はなく、封筒にあて名書きなどをする必要もありません。
あくまで送る主体のものは「品物」で、お礼状はそこに添えるという形になります。
特に注意したいのは「封筒の封はしない」というところになります。
実は、郵便や信書便以外で品物を贈る場合、「信書」を一緒に送ることは、
郵便法に抵触してしまいます。
「信書って何?」
って思いますよね。私は思いました(-_-;)
信書とは、差出人から受取人へメッセージを記した文章のことをいいます。
つまり、お礼状を含むほとんどのお手紙は「信書」に当たるのです。
郵便で送れば、封をしてあっても問題ありません。
郵便でない場合、通常は「信書」を送ることは認められていませんが、
「封をしていない添え状や送り状」を品物と一緒に送るのはセーフなのです。
なので、どちらにしても安心な「封をしてない」状態にしておくのが、
一番安心かと思います。
結婚祝いのお返し 上司への送り状 まとめ
結婚祝いのお返しの送り状について紹介しました。
上司宛に出す場合は多少堅苦しくても、
しっかりとした「お手紙」の形を守ったほうが、失礼がなくてよいですね。
例文などを参考にしつつ書いてみてくださいね。
また、封筒に入れるときは、封はせず、宛名も書かずに品物に添える形で大丈夫です。
百貨店やデパートなどから直接送る場合は、
たいていの場合「一緒にお手紙を入れてください」とお願いすれば、同梱してくれますよ。
ちょっと大変で、手間もかかりますが、
せっかくお祝いを下さった上司に、感謝の気持ちがしっかりと伝わると良いですね。