結婚する!と決めたら、色々と用意するものが出てきますよね。
その一つが「指輪」です。
指輪と言っても…
・婚約指輪
・結婚指輪
と二種類の指輪があります。
こんな短期間に二つも指輪も買うなんて!!
言い方は悪いけど、ちょっと無駄じゃない??
って思う人がいるのもうなずけます。
そして、そもそも、婚約指輪と結婚指輪はどう違うのでしょうか?
女の私でも実は結婚するまではちゃんと知らなかったので、
男性の方で、特に指輪に興味がなかったら知らなくても当然かもしれません。
今回は、婚約指輪と結婚指輪の違いや、両方必要なのか、また、兼用はできるのか?などを紹介していきます。
この記事を読んで、購入しようかどうしようか、検討してみてくださいね。
目次
婚約指輪と結婚指輪の違いは?
では、まずは、肝心の、婚約指輪と結婚指輪の違いについて、説明したいと思います。
似ているようで、役割も、意味も実は違うんです。
それぞれについてみてみましょう。
婚約指輪を贈る意味とは?
まず、婚約指輪とはどういったものか、考えてみましょう。
イメージで言えば…
「エンゲージリングは給料3か月分!」
といった宣伝文句や…、
「(指輪の箱をパカッと開いて)僕と結婚してください!」
とプロポーズのシーンの印象とか…。
そんな場面に登場するのが、「婚約指輪」です。
見た目やデザインには特に決まりはありません。
でも、少し大き目のダイヤモンドが輝いている指輪が一般的です。
ちょっと前には、立て爪に一粒のダイヤモンドが定番でした。
今は様々なデザインがあるようで、
給料3か月分というのはちょっと大げさ。
30万程度のものをプレゼントする人が多いようですね。
では、この婚約指輪、一体どんな意味があるのでしょうか?
まず、婚約指輪の始まりは、古代ギリシャ・ローマが始まりです。
婚約の証として、女性に贈られます。
そして、その指輪は左の薬指にはめるのが一般的です。
左手の薬指は、心臓に直結する太い血管があると考えられていて、
「愛情の静脈」と言われていたそうです。
最初は鉄の輪を送っていたのですが、15世紀ごろからダイヤモンドが贈られるようになりました。
ダイヤモンドは、最も固い宝石。
ダイヤモンドには、「永遠の絆や約束」という意味があります。
なので「永遠の愛のシンボル」として、ダイヤモンドの婚約指輪を贈ることが多いのです。
結婚指輪の意味とは?
では、最初に結婚指輪をイメージしてみましょう。
既婚者が付けている、シンプルな銀色の指輪です。
男女が同じデザインか、似たようなデザインでペアリングにしている指輪ですね。
結婚式の時に、お互いの指に嵌める指輪が結婚指輪です。
では、この指輪にはどんな意味があるのでしょうか?
二人が指輪を交換するのは
「夫婦としてともに歩んでいく誓い」を表すものとされています。
また、途切れることのない丸い指輪は「永遠に途切れることのない愛情」
を表しているんだとか。
また、結婚して同じ指輪をずっと身に着けていたら、
いつでも相手の存在を身近に感じることができるという意味合いがあります。
婚約指輪と結婚指輪は両方必要?
私も自分が結婚するにあたって、
結婚指輪と婚約指輪の意味を調べたんですけど。
正直、どっちの意味も似通ってるな、って思いました。(´・ω・`)
婚約指輪→「永遠の絆や約束」
結婚指輪→「永遠に途切れることのない愛情」
どっちもロマンチックで素敵かもしれませんが、
どっちも同じような意味だなあって…。
特に、贈る側の男性にしてみたら、そんな似通った意味の指輪、二つも必要??
どうせ、結婚の記念として指輪を用意するなら、
男女でペアで付ける、結婚指輪だけでいいんじゃない?
って、思ってしまいますよね。
実際、両方必要なんでしょうか?
そもそも、みんな婚約指輪も結婚指輪も贈っているものなのでしょうか?
大きな結婚系のサイトなどを見ると、
「婚約指輪を貰った女性は60%」
などというデータもあれば、
「婚約指輪を購入したカップルは50%」
などというデータも目にしました。
つまり、半分、もしくはそれより少し多くの人たちが婚約指輪も結婚指輪も購入しているようです。
そして購入してない人も半数以下ではあるものの一定数いますね。
じゃあ、実際婚約指輪が必要なのか、というと…
「結納」をするかしないかで決まってきます。
「結納」をするとなると、結婚記念品として指輪を贈呈する場面が出てきます。
そうなると、指輪がないと、渡すことができません。
今では、結納を行う人は少ないですが、
結納をしっかり行ってほしいという親御さんの場合、
結納という場面で「指輪がない!」となると、
かなり気まずい状況になりますし、
最悪の場合、相手の両親が怒り、破談になってしまう・・・
ということもあり得ます。
なので「結納」をする場合は用意しておくしかないかもしれません。
では「結納」をしない場合はどうでしょうか?
結納をしない場合は、「婚約指輪」が直接必要になってくる場面はありません。
結婚指輪は結婚式をするのであれば、指輪交換のセレモニーがありますので、そこで必要になってきますが、
婚約指輪は結納以外には「渡す」という場面はありません。
なので「結納」さえしなければ婚約指輪はなくでも大丈夫ということですね。
…ですが!そこで一番問題になってくるのが相手の女性の気持ちです。
女性の中には
「婚約指輪は子供のころからの憧れ!」
という人もいますし、
「婚約指輪にお金をかけるなんてムダ!
だったら新居の家具にお金をかけたい!」
というような人もいます。
婚約指輪に憧れのある女性の場合、
「婚約指輪は必要ないよね」
なんて言われたら、ショックを受けてしまうと思います。
また、女性側の両親が
「婚約指輪もプレゼントできないような男に嫁がせたくはない!
うちの娘はそんなに安くない!」
と怒らせてしまう場合があります。
「婚約指輪は必要ないんじゃないかな?」
と思っていても、一方的にそれを女性に押し付けると、良くありません。
女性の多くは、高価なものでなくても贈って欲しいし、
贈ってくれるその気持ちが嬉しいと思っています。
私は婚約指輪を貰っていませんし、おねだりもしませんでした。
彼が婚約指輪と結婚指輪の違いが全然わからなく、説明したところ
「結婚指輪だけでいいよね?」って言われてしまって、それっきり。
ちょっと悲しかったけど、仕方ないかな~とあきらめました。
個人的には、女性の気持ちを尊重して、安いものでもいいから買ってあげてほしいって思っちゃいます。
でも、譲れない気持ちがあるのならば、まずは彼女の意見を聞き、
自分がなぜ、婚約指輪を贈りたくないかを話し、よく話し合うことも大切かな~と思います。
また、婚約指輪を買わないと結婚後、何かあるたびに
「どうせ婚約指輪も買ってもらってないし!」
とグチグチと言われる一つになりかねません。
今後の結婚生活の安寧のためと思って、購入するというのもありだと思います。
婚約指輪と結婚指輪を兼用にすることはできる?
では、最後に、結婚指輪と婚約指輪を兼用できるのか?を考えてみましょう。
結婚指輪は結婚後につけるものだし、
婚約指輪は婚約から結婚までにつけるものです。
でも、婚約指輪を買わない代わりに、結婚指輪をちょっと豪華にするという人も最近では増えているようですね。
なので、兼用も可能ではありますが、メリット、デメリットもありますので、見てみましょう。
・両方買うよりも費用を抑えられる
・常に身に着けることができる
当然、婚約指輪と結婚指輪をどっちも購入するとお金がかかってしまいます。
そこで、結婚指輪をちょっと豪華にして一つだけにすれば予算が抑えられます。
結婚後、あまり出番のない婚約指輪にお金をかけるよりも、
常に身に着ける結婚指輪にお金をかけたほうが良いという考え方の人には良いですね。
・ちゃんとした「婚約指輪」を贈っておけばよかったという後悔が生まれる可能性がある
・女性のデザインが華やかになり、男性のリングがシンプルになるので、
ペアリングっぽくない
・派手にしすぎると弔事の時に外さなければいけない
兼用にしてしまうことにより
「ちゃんとした婚約指輪もらってない!」
と結婚生活で何か不満が生まれるたびに思われてしまう可能性もあります。
また、兼用にしようと、華やかなデザインにすると、
日常生活ではよくても、弔事の時にそぐわないようになってしまう可能性もあります。
兼用するにしてもシンプル目なデザインがいいかもしれませんね。
結婚指輪と婚約指輪の違いまとめ
結婚指輪も婚約指輪も、男性にしてみたら、同じで必要ない!って思うかもしれません。
でも女性にしたら、一生に一度の憧れ!でもあります。
女性は「高価な宝石」が欲しいのではなく、
「あなたから贈られる婚約指輪」が欲しいのです。
なので、
「婚約指輪なんか必要ない。
それよりもっと家具とか旅行とかにお金を使うべきだ」
という考え方は決して間違っていませんが、
「婚約指輪が欲しい」
という女性の気持ちも、ただのわがままではありません。
私は、できれば婚約指輪、欲しかったな~って今でも思います。
でも、いまの生活に満足しているから、彼には言いません。
贈るにしても贈らないにしても、結果はどうあれ、
一度じっくり話し合ってみてくださいね。